2012年6月5日火曜日

子育て « スイス徒然草


ずっとやろうと思って延び延びになっていたこと・・・

花のベビーベッドの柵をはずして普通の小さいベッドにすること、を昨日やっと成し遂げました。

7ヶ月頃から夜泣き女王になったうちのお嬢さん、最初はスイスに多い「子供は別室で」という習慣にしたがい、一応、彼女の部屋にベビーベッドを置いて寝かせていたものの、夜泣きが始まってからは、その度に夫婦の寝室から子供部屋までの移動、それが例え豪邸ではないので短い距離とはいえ、いちいち夜中に起きて移動するのが私にとって大儀だったのと、ちょうど仕事を始めて花と一緒にいられる時間が少なくなったのでせめてもの罪滅ぼしに・・という意味もあって我が家では添い寝をすることにしました。

添い寝の習慣がないスイス人の父ちゃんも最初こそは、

2012年6月3日日曜日

男子三日会わざれば刮目して見よ


 

アメリカ滞在時にノートPCに書きためていたものです。

◆アメリカ旅行初日(6/30)

 

成田空港へ向かう京成の特急は、クーラーが効き過ぎていて気持ち悪かったです。
正直、頭の悪そうな鉄道会社だと思いました。

 

ドルへの換金は、とりあえず7万円分だけして、あとは渡米後に足りなくなったらしようかと思いました。

 

カードの引き落とし代がいくらかあるので、預金残高を減らすことに戸惑いも覚えましたが、どうにかなると思って、株以外は全部現ナマにしました。

 

引き落としができないと、5%だか10%だか+αされちゃうと思ったけど、カードでは大して買ってないハズなのでもういいっす。

 

で、無事換金を終え、出発。
飛行機の中では安眠用に購入した首枕(?:空気入れて使うヤツ)が大活躍。 普段なら首の座り心地が悪く、肩凝りしまくるところですが、今回は全然凝りません。 文明の利器ですね。

 

客室乗務員のねーちゃんは、黒人のハスキーな感じの人。
俺らの列の食事だけを配り忘れるっていう荒業を、ポーカー・フェイスでやってのけました。

 

 

 

って、オイ!

 

 

 

勿論抗議っていうか、お願いして配布してもらいました。

 

席の左側はアジア系のねーちゃん。
右側は日本人のねーちゃん。
右側のねーちゃんとは、「夕食配布されない事件」で話すきっかけを掴んだので、時間もたくさんあったので少し話をしました。

 

なんでも彼女はアメリカ人の旦那がいるらしく、今回は3年ぶりに日本に帰国してからのリターンだそうです。
そう言われてみれば、日本人にしては背も高く、ファッションも大雑把でアメリカ風です。 なるほど。

 

彼女には株の話やニキビの話をして、最終的にニキビのHP(←交流に便利ですね)教えて別れました。 かなり色濃い印象を持たれたようです。

 

空港ではあるPが首を長くして待っててくれたので、卒なく合流できました。
一時間遅れだったのに、マジさんきゅーです。

 

その後はエア・トレインとサブ・ウェイに乗って、ガタイのイイ黒人たちにビビリながら乗り継ぎを重ねました。
宿の管理人さんと待ち合わせた駅で、旦那さん(陽気な黒人のにーちゃん)の車で宿へ到着。

 

宿はネットで調べまくってみつけた、ドミトリー・チックなところです。
同じフロアにもう一部屋あるのですが、最初の二日は片方が空きなので一階は貸切状態です。

 

管理人さんの旦那さんが、SEやってるらしくて機械に強く、俺のパソコンもすぐにネット繋いでくれました。(これによりブログの更新ができました)

 

名前を聞いたけど忘れちゃった旦那さん、ありがとう。

 

夜はあるPと一緒にバカでかいサンドイッチを食って、写真に収めて帰りました。

 


 

(安パイ斬りの俺は、深夜の地下鉄を拒みましたが、あるPの押しに押されて頑張りました。でも行ってみて正解。やはりアグレシブにアメリカを楽しまなくてはなりませんね。)

 

こっちの写真も後ほどアップしたいと思います。

 

◆アトランタへの移動(7/3)

 

あるPが購入していたチケットの値段が違ってて大恐怖。
NYーATL間が、88ドルとか言ってたけど、蓋あけてみれば270ドル。

 

って、オイ!

 

なんかミスがあったっぽいけど、よく考えてみれば当然の値段。
北海道ー羽田間でも片道25000円するし。

 

あるPはミスでしばらく激凹み&激怒りだったけど、回復してATLへGO!

 

ってか、飛行機の中がクーラー効き過ぎで死にそうでした。

 

ATLに着いてからは、空港でモーテルを探した。
「モーテル6」ってトコが二人で51ドルと激安だったのでそこに決定。

 

シャトルバスでの送迎(「5分で来る」とか言いつつ、30分くらい待たされた。アメリカ人は時間にルーズ!)もあり、ラッキー!と思いきや、帰りはタクシーだったらしく、20ドル取られた。

 

世の中そんなに甘くないらしい。

 

まぁモーテルそのものの質は悪くもなく、近くにスーパーもあって食料も購入できたので悪くなかったと言えよう。

 

ちなみにスーパーはガソリンスタンドとセットで並んでいる。
ガススタあるところ、スーパーあり!だ。

 

ってか、こっちのレストランはハッキリ言って不味い。
ブロード・ウェイの日なんてイモムシみてーなパスタに15ドル取られたし、栄養バランスもメチャメチャ。 たんぱく質・炭水化物がメインで、食物繊維の不足するこの環境は痛い。

 

日本大好きな自分を実感する今日この頃です。

 

◆アトランタ観光(7/5)

 

アトランタについては書き忘れていたので、後からの補足です。

 

まず訪れたのはコカコーラ・ミュージアム。 これは高橋歩の本に書かれていて興味を持ったのもあるが、純粋にコカ・コーラは好きなので、是非一度訪れてみたいとは思っていた。


 

その歴史やオブジェだけでなく、コカ・コーラ社のドリンクの試飲コーナー(飲み放題)とかもあって、飽きさせないミュージアム!特に古今東西のコカコーラのCMが見れるところは面白く、想像の斜め上を行くのが結構あった。

 

一通りみてから噴水前で写真を撮ってもらったら、カメラのストラップが映った写真になってて笑ったわ。

 

その後はセンティニアル・オリンピック・パーク、CNN、キング牧師の記念館に行ったけど、印象的だったのはキング牧師の記念館だ。

 


 

黒人が人権を取り戻すのがどれだけ大変だったのか、また今を生きる黒人たちが、彼にどれほど敬意を払っているか、凄くリアルだった。いつか何かが起きた時、声を上げなければ何も変わらない、自分たちの手で未来は変えなくちゃならないってことを思った。本当に凄い人だったと思う。

 

アトランタは治安の悪さがアメリカでワースト3!
デカイ黒人らに声かけられる度にビビってたので、あまり危険な道は歩きたくなかったが、あるPは一人で野球のスタジアムに行ったりしててスゲーと思った。俺は石橋をたたきすぎかなぁ・・・

 

そんなことをモニョモニョと思いつつも、充実した楽しい一日だった。

 

◆Rayにブチ切れ(7/7朝)

 

ってゆーかブタ(レイ)によって取られた交通費が痛すぎる。

 

オーランド〜マイアミのグレイハウンド(高速ぶっちぎりで6時間)が一人28.8ドルだってのに、なんであのブタに一人78ドルもやらなければならなかったのか?マジでぼられた感が否めない。

 

もうマジやり切れないのでネタにしていくしかねー。

 

今まではブロードウェイの帰りのサブウェイで見た「ゲボおやじ」が、今回の旅行で最もインパクトの強い奴だったが、もうぶっちぎりでレイがダントツ1位。 ってか、あのブタが今日も観光客をカモってるかと思うとムカツキが止まらないです。

 

で、追い討ちをかけるように悲惨な事が起きました。

 

昨日から3泊予定の宿が地獄絵図状態です。

 

やぶれたカーテン。
電球の抜かれたルームライト。
ファンのないユニットバス。
開けると異臭を放つ冷蔵庫。
しかも冷蔵庫の下はびちょびちょ。

 

で、極めつけはキモい肖像画。

 

マジ呪いの屋敷。

 

いつ怪奇現象が起きてもおかしくないこの部屋が、僕たちの旅の最終地です。

 

同じホテルに泊まってるネーちゃんたちと仲良くなっちまおうぜ!
なんて心を躍らせていた俺たちの心はボコボコにされました。

 

このホテルにチップをやろうとは思えません。
ってか、絶対やんねー。
この宿は「地球の歩き方」から削除されるべきだとオモイマス。

 

◆マイアミ・ビーチ(7/7夜)

 

午前中にビーチに行って死ぬほど日焼けして、冗談抜きで死にそうです。

 

右腕と左腕と首の左側が火傷したように腫れあがってしまいました。
ビーチで戯れることすらできません。 日光恐怖症状態です。

 

あるPが全くもって余裕なだけに、悪い事しちゃったなぁ〜って感じです。

 

さっきからウナ・コーワを塗りまくってますが、恐ろしいまでの炎症でなかなか消炎してくれそうにありません。 ずっとシャワーでも浴びた方がいいのでしょうか?

 

氷で冷やしたいところですが、冷蔵庫が壊れていて話になりません。
皮膚の温度が違い過ぎます。 しゃれになっていません。

 

俺は色白だと貧弱そうに見えるので、程よく焼けている方がすきなのですが、この痒みと痛みは目に余るものがあります。 もう若くもないので、日焼けはほどほどにしようかと思います。

 

いろいろと調べたり、バスに乗ってる人の話だと、今日俺たちが行ったビーチはメインのビーチではなく、しゃばくれたビーチである事がわかりました。 マジ無駄な日焼けだったかもしれません。

 

俺の日光恐怖症を考慮して、日の暮れ始めた夕方からメイン・ビーチの近くにある「リンカーン・モール」へ行きました。

 

ここは結構イケてる店が並んでいます。
モールの雰囲気を存分に味わってから、「地球の歩き方」に乗っているキューバ料理の店に入りました。

 

日本では食べられないような、なかなかユニークな料理が食べられました。

 

シンプルな料理ですが、茹でたキャッサバが美味しかったです。

 



 

ショップもいろいろあって、買い物もしたくなりましたが、フォートローダデール(以下:Ft.)にはアメリカ最大のアウトレット・モール(あるPが行きたがってた)があるらしいので、ココでは買わないことにしました。

 

ビールを飲んだことで日焼け箇所が恐ろしく痒く痛くなって、ウナコーワ塗りまくりの夜でした。

 

 

◆マイアミ・ビーチ(7/8)

 

今日は南の方にある、メインのマイアミ・ビーチへ行きました。

 

昨日の2時間以上に渡る無駄な放浪はなんだったのか?と思うほどの、素晴らしいビーチ。

 

見渡す限り続く青い海! 白い砂浜! さらに言えば、トップレスいまくり!

 

でも日焼け地獄の俺は存分に楽しむこともできずに、パラソルの下に隠れて、顔だけ出して断固顔焼き!(泣)

 

でも十分過ぎるくらい焼けたのでヨシとしよう。

 

ちなみにパラソルやベンチは腐るほど放置してあったので、 「ラッキー☆」 とか言って使ってたら、後からレンタル業者と思しきよく焼けた兄ちゃんが来て17ドル取られた。 やっぱりそんなに甘くなかったわ。

 

ビーチを楽しむだけ楽しんだ後は、「ニュース・カフェ」っていう、これまた地球の歩き方に載ってる店に行ってメシを食った。

 

ハリケーンが近づいている関係で風が鬼のように強くて、サラダ飛びまくり!

 

そんなワケで、テンション的にはかなり微妙だったけど、食事そのものは結構うまくて楽しめた。

 

あとは街を軽くぶらついて帰ってビール飲んで話したりして寝た。 疲れているのでここまで。

 

◆アメリカ東海岸旅行 総評(7/9)

 


 

本来なら今日からフォートローダデール(Ft.)でホームステイが開始されるはずだったが、ホストファミリーの都合により「明日から来てくれ」と言われてしまったため、適当なホテルを探して泊まっている。 マジ金と時間の無駄遣いだけど。

 

本当はネットの使えるホテルに泊まってネットでもして気を安らぐ予定だったが、電話上では使えるとの事だったが、蓋を開けてみればダイヤル・アップ。

 

IDとか忘れちまってるし、一体いくらかかるかわかったもんじゃねー。 ってなわけで、メモ帳に書き溜めてパソコンが使える時が来たら一気に放出しようと思っています。

 

ってか、この仕打ちにはマジ凹みっす。 青かったわ、俺。

 

とりあえず時間があるので、今回の旅のまとめをしようと思う↓

 

 

 

■あるPとのアメリカ旅行中に感じたこと

 

・男の二人旅はホモに間違えられて軽くショックなこと
・あるPは常人離れした体力の持ち主であること
・アメリカ人は基本的に信号無視しまくりである事
・アメリカ人は基本的に時間にルーズである事
・行き当たりバッタリの旅は、格安のホテルを発見できたりするメリットがある一方、Rayのようなブタに遭遇する事もある事
・アメリカの食生活は不健康である事
・アメリカ人は容姿を気にしない事
・アメリカ人はでかい事(日本人は超小さい)
・物価は、メシはやや高いが服とかはやや安い
・あるPは超ワイルドで、もはや高橋歩バリの野人と化している

 

・今回の旅行で出会った強烈な奴BEST3:
 1位ーRay(できれば、チップください・・・総合的にベロだし親父を抜いたと判断)
 2位ーNY地下鉄のベロ出しオヤジ
 3位ーマイアミのバスにいたコスプレおやじ

 

3人とも写真に収められなかったのが残念だ。

 

なんだかんだで、俺は日本大好き人間なんだって事を認識している。 豪州でもそれなりに感じたけど、やっぱりここでも感じるわい。

 

ってか、俺24にもなって何やってんだろ? 仕事からエスケープして、ブラブラしてんだよな?

 

全部自己責任の範囲内だから悪くないと思う一方で、もっとやるべき事があるんじゃないかって思ったりもする。

 

今回の日焼け騒動で、火傷の処理とかについても勉強したいって思ったし、基本的に薬学の知識は抜け始めてて、それを取り戻さなくちゃいけないってのもリアルなとこ。

 

とりあえず今回の旅行&ホームステイのテーマは以下の4つとしている。せっかくの機会なので、これだけは成就して帰ろうと思う。

 

・リフレッシュ
・卒業旅行で海外に行けなかったという小さなコンプレックスの排除
・異国での生活による刺激
・長年学んだ英語の活用

 

とりあえずこの日焼けの痒みをどうにかしたい。
一時かぶれっぽくなった部分もあったが、そこは抑えられてきて、あとは背中の普通の日焼け。

 

多分今日明日くらいがピークで、その後は皮剥けて問題なくなるのだろうけど、いつ攻撃(ボディ・ブラシでゴシゴシこする)をかけるかがポイントだ。

 

日焼けが「痛い」時は放置して泡を軽くつける程度が良い。 痛いを終えて、「痒い」になったら「皮を剥く手伝いをしてくれ」ってサインと睨んでいいのだろうか?

 

冷静に考えると、ロイコトリエンやヒスタミンが、受容体に結合してこの痒みが起きているということは確かなのだが、こいつが掻いていい痒みなのかどうかがわからないし。

 

でも前はコレ思い切りタワシで擦って皮剥がしたよなぁ・・・・ とりあえず皮の剥ける予兆が出てきたらマジで全剥きしちまおう。 もうマジ痒いっすから。

 

蚊に備えて持ってきたウナコーワ(塩酸ジフェンヒドラミン:H1ブロッカー)も、使いまくって残りわずか。 いい機会だから、アメリカのドラッグストアにでも顔出して、薬の値段や薬剤師の対応などをみてみようかとも思う。 まぁ行かないなら行かないで、それでいいんだけどね。

 

とりあえず今日一日はこの体の「掻け」という挑発には乗らずに焦らしてやろうと思う。
ってか、あるPとの二人旅っていうのは、これまた結構ディープでリアルな日々だったと思う。 
男同士で10日も一緒なんて、ある意味キモ過ぎで、「なんでこんな事してんだろ?」とか思うときもお互いあったろうけど、高校からの長い付き合いなだけに、込み入った会話もでき、かつ馬鹿馬鹿しい会話や写真撮影もできて、またとない日々を過ごせたと思う。

 

気兼ねない関係なだけに、言いたい放題(オマエのこーいうトコはどうかと思うぜ!とか)だし、デリカシーなく裸でブラついたり、マジめちゃめちゃだったけど、あるPとの旅行は凄く勉強になたわ。

 

とにかくあるPはワイルド。
殺されても死なないような感じ。
英語に不慣れっていうか、面倒臭がってた俺に代わって、レジはほとんど任せてOKだったし、ガタイがいいからヤベー奴とかも寄ってこなかったし、アグレシブにいろんなトコをまわる事ができた。

 

それ以前に大前提として、馬鹿馬鹿しい会話ができて超面白かった。
あるPっていう漢は、マジで一目置いてしかるべき漢だと思ったよ。

 

俺は結構ビビリー・キングの安パイ斬り(アトランタとかはやばそうなストリートは避けたがったけど、アイツは好んで通りたがるし)だから、アイツほどワイルドには生きられないし、今後も石橋を叩いて渡るんだろうけど、マジでこの旅ではすっげー勉強させてもらいました。

 

神に誓ってホモではないけど、こうした旅行をして人と人が向き合うことで勉強できる事って、すっごく大きいんだなって思いました。

 

凄く刺激的な漢である「あるP」、マジありがとう!

 

とりあえずお互い生きて日本に帰って、また美味い酒を交わそう。

 

◆ホストファミリー訪問前(7/10朝)

 

朝にホストファミリーへ電話をするよう言われていたので、起きてから早速電話しようと思ったのだが、公衆電話はイケてない東南アジア野郎二人が2時間に渡って占領してたため、多少割高ではあるが部屋からかけた。

 

お土産と手紙の準備もしたので、あとは行くだけである。まぁオーストラリアである程度慣れてはいるので、それなりに話すことができるだろう。

 

問題はルームメイトがどんなヤツかって事だけど、とりあえずホモじゃなければいいや。きっと若いヤツだと思うし、英語の練習相手になってもらおう。 サッカーかラグビーのできるヤツだと仲良くなるのが早そうだけど、ここは野球とバスケの国だから、望みは薄いだろうな。

 

今のところ日焼けの痒みも落ち着いているし、なんとかなるだろうと思われる。 アトピーの人って、きっと凄い痒さに耐えているんだろうな。 やべー、一薬剤師として勉強しなければならないことが多すぎるわ。

 

 

◆初日夕方〜日焼け一考〜(7/10)

 


 

とりあえず日焼けの痒み対策として、塩酸ジフェンヒドラミン入りのスプレーを購入した。

 

値段は日本と同じくらい。 探すのに苦労したが、itch(痒み)と、histamine blockerの表示でなんとか目星をつけて、裏見たらジフェンヒドラミンの表示を発見。ウナコーワがなくなりそうだったので助かったわい。

 

腕の痒みはほぼ引いてきて、あとは背中の痒みのみである。 明日にはなんとかなっていてほしい。 気休めまでに、ボルタレン(NSAIDs:抗炎症作用)とセルベックス(PG:胃保護)も併用している。従来は痛み止めとしての使用だと思うが、抗炎症作用だからまぁ悪くもなかろう。 薬学の知識ってのは、実戦で結構威力を発揮するみたいだ。

 

こうした知識はもっと広く社会に還元していくべきのような気もする。 帰国後は薬局に勤めよう。

 

2012年6月2日土曜日

スポーツ整形外科医S. Uのブログ Sports Physician S.U Blog


コンタクトスポーツにおける頭部外傷の特徴は、脳震盪を繰り返して起こしやすいこと、そして急性硬膜下血腫が死亡事故の大半を占めることの二点です。

脳震盪の予防の重要性について 少し述べてみましょう。

脳振盪は 一般的に画像診断学的に異常を呈さない、可逆的(治る)であるので、軽症であると思われがちです
機能障害が可逆的であるからといっても 脳振盪をくりかえすことにより 神経細胞がたくさん死んでいます。

1)脳振盪の症状

脳振盪は、頭部打撲直後から出現する神経機能障害であり、かつそれが一過性で完全に受傷前の状態に回復することをいいいます。

?頭部への直接外力に加えて、頭部へ伝搬する顔面、頸部、あるいは身体のどの部分に対する外力でも生じることが有ります

?典型的な脳振盪では、受傷直後に神経機能障害がおこり 短時間のうちに回復します

?神経病態学的変化(器質的脳損傷)を生じている可能性は否定できないが、急性期の臨床症状が可逆的であり、機能障害を反映しています。

?意識消失を伴う場合と伴わない場合など種々の臨床症状があるが 臨床症状、認知機能障害は時� ��とともに改善します。

?通常、画像診断では異常を示さない

以上が症状です。

2)脳震盪の分類

(1)重症度分類

Grade I:意識消失がなく神経活動レベルが変容 15分以下のもの
Grade II:意識消失がなく神経活動レベルの変容 15分以上のもの
Grade III 意識消失があったもの

(2)病態分類

国際スポーツ脳振盪会議が プラハでおこなわれたときに
脳振盪を単純型と 複雑型の二つに分類しています。

単純型脳振盪: 
症状が受傷後7〜10日までに改善するもの
神経心理学的検査は不要であり 現場ドクターやトレーナーで対応可能